
漬け込むだけで、お料理上手!?香り豊かな簡単ハーブレシピ
今や、雑貨屋さんやホームセンターなどでもたくさんの種類を見かけるハーブ。
手間もかからず、初心者でも比較的簡単に育てられることから、とても人気があります。
そんな私たちの身近にあるハーブ。
寄せ植えを楽しんだり、お茶として飲んだり、
活用法はたくさんありますが、
今回は、誰でもすぐに実践できるハーブオイルとハーブビネガーの簡単〝漬け込み〟活用法をご紹介いたします。
漬け込むだけの簡単レシピで、お料理の幅もグッと広がり、まるで魔法のようにワンランク上の味になりますよ。
Contents
ハーブオイル&ハーブビネガーってどんなもの?
ハーブオイルは、ハーブをオリーブオイルやその他の植物油に漬け込んで、オイルに香りや風味を移したフレーバーオイルのこと。
お肉など、ソテーするときに使えば、簡単に風味をプラスしてくれ、時間がないときでもまるで一手間加えたような美味しさに。
マリネ液として使えば、お肉やお魚の臭みも消してくれて、一石二鳥です。
同じく、ハーブビネガーもお酢にハーブを漬け込んだものです。こちらもドレッシングやドリンク、マリネなどに大活躍。
オイルもビネガーも、ハーブの風味を楽しみながらハーブの栄養素=フィトケミカルを取り入れられる万能調味料なのです。
漬け込みに向いているハーブとは
漬け込みにおすすめなのは、やはり香りが強めのハーブです。
とはいえ、あまり決まりはないので様々なハーブを漬け込んでみて、自分好みのものを探してみましょう。
ここではおススメのハーブをご紹介。
ハーブオイル
ローズマリー
とても身近なハーブのひとつ、ローズマリー。
「若返りのハーブ」とも言われるローズマリーは、そのスッキリとさわやかな香りが特徴。抗酸化作用も抜群です。どんなお料理はなも合いやすいおすすめハーブの1つです。
タイム
古くから利用されてきたキッチンハーブ。
ギリシャ語で「防腐」の意味があり、お肉やらお魚のの臭み消しにも効果あり。
タイムの入ったハーブオイルはピザやパスタにも重宝します。
スイートバジル
甘く爽やかで深みのある香りが特徴のスイートバジルは、オリーブオイルやトマトとの相性が抜群です。バジルのハーブオイルは一気にイタリアンな風味にしてくれます。
その他、ガーリックやスパイス、レモンの皮など、ハーブと組み合わせて漬け込むのもOK。深みのある味わいが楽しめます。
ハーブビネガー
タラゴン
ハーブビネガーの定番といわれるタラゴン。
フランス料理には欠かせないハーブのは一つで、「食通のハーブ」と言われます。ドレッシングやマヨネーズ作りなどにおすすめ。
ディル
魚料理と相性が良いため「魚のハーブ」と呼ばれることもあるようです。とくにサーモンとよく合い、ディルの香りがクセになる人も多いとか。
セージ
特にヨーロッパでよく使われるハーブで、肉料理や魚料理なの脂っこい料理をすっきりと仕上げてくれます。
漬け込んでおくと長くその香りを楽しめます。
その他、ハーブオイル同様ローズマリー、タイム、バジルもおすすめです!
基本の作り方
1.まずは瓶の煮沸消毒を
漬け込みに使用するは瓶はあらかじめ煮沸消毒し完全に乾かしておいてくださいね。
2.ハーブの準備
ハーブは水洗いし、よく水気を拭き取っておきます。
少しでも水分が入ると、オイルが傷みやすくなるので、この作業は丁寧に。
ローズマリーなどの枝ものの場合は、洗った後丸一日干して乾燥させるか、電子レンジで1、2分加熱して、完全に水分を飛ばします。
時間があるときは、ぜひ自然乾燥で、その過程も楽しみたいですね。
3.瓶にハーブを入れる
漬け込みたいハーブを仕上がりの見た目も考えながら入れていきます。
入れるハーブは1種類でも数種類でも構いません。
どんなお料理に使いたいのか、想像しながら漬け込むとわくわくしますね!
4.オリーブオイルを注ぐ
ハーブを入れた瓶にオリーブオイルを注ぎ入れて蓋をします。
この時、ハーブが全てオイルに隠れるようにしてくださいね。ハーブが空気に触れていると、そこからカビやすくなってしまうので要注意です。
このまま2週間ほど漬け込めば、ハーブオイルの完成!
オイルに香りが移ったら、中のハーブを取り出して使います。
オイルを使っているうちに、ハーブの顔が出てきたら取り出すようにすれば、ハーブも取り出しやすく、香りもよく移るのでおススメ。
オイルは、直射日光の当たらない常温保存で、1カ月以内を目安に使い切りましょう。
ハーブ以外のものも組み合わせてフォトジェニック!
ハーブ以外にも、にんにくやスパイスなどを組み合わせてアレンジすると、また一味違ったオイルが出来上がります。
にんにくを入れる場合は、中心にイッポン包丁で切り込みを入れます。
唐辛子とブラックペッパーは包丁の背などでおして、少し潰します。こうすると、風味を引き出しやすくなります。
私は、少し欲張って、ローズマリー、タイム、にんにく、唐辛子を一緒に入れるのがお気に入り。
にんにくと唐辛子の組み合わせはオリーブオイルと相性抜群!
見た目も唐辛子の赤とローズマリーの緑が映え、なんともフォトジェニックな感じです。
まるで、食べれるハーバリウムのような。笑
よく、イタリアンのお店などに置いてあるピザなどにかけるオイルありますよね。
オシャレだなぁ、なんて思っているあなた、実は自宅でも簡単におしゃれな万能オイルが作れちゃうんです!
さて、今度はハーブビネガーです。
作り方は、ハーブオイルとほとんど同じ。
1.瓶の煮沸消毒と、ハーブをよく洗い、水分をよく拭き取ることに気をつけて。
2.入れるハーブは、お好みのものなんでもOKです。
タラゴンやディルのほか、ミント、ローズマリー、オレガノなどもおすすめ。
こちらも、唐辛子やブラックペッパーなどのスパイスとの相性が良いので、プラスして、オリジナルの風味を楽しんで。
3.そそぎ入れるビネガーは、ワインビネガーやリンゴ酢などお好みのものをチョイスしてください。
4.2週間ほど漬け込んだら、ハーブを取り出して完成です。
ハーブオイル&ビネガーを使ったお料理レシピ★今夜の献立に!
さて、お次はいよいよ、作ったオイルとビネガーの活用レシピです!
・ハーブオイル&ビネガーを使ったお料理レシピ
ハーブオイルは、基本的に普段のオリーブオイルと同じ使い方で楽しめます。
1、スープにオイルをひとまわし
スープの仕上げに、さっとハーブオイルをひとまわしすれば、ふんわり風味もアップ。
見た目にもおしゃれです。
2、トーストに
ガーリックを漬け込んだハーブオイルをトーストに濡ってオーブンで温めれば、簡単ガーリックトーストの出来上がりです。
3、チキンやお魚のソテーに
チキンやタラなどのお魚をソテーするときにハーブオイルを使えば、こちらも絶品。
あとは、塩と胡椒の味付けだけでも深みのある味に。
4、簡単無添加のヘルシードレッシングに
ハーブオイルとハーブビネガーの合わせ技です。オイルとビネガー、そして塩胡椒を合わせるだけで簡単にドレッシングが出来ちゃいます。
材料
ハーブオイル 50CC
ビネガー 10CC
塩 4g
胡椒 適量
ドレッシング用の容器などに、オイル以外の材料を入れて、塩が、溶けたらオイルを入れてよく振ります。これだけ!簡単だし、お金もかからず、余計なものも添加されていないなんて、一石二鳥ですね!
5、ハーブビネガーをお水や炭酸水で割ってハーブ酢ドリンクに
グラスに氷を入れ、お好みの濃さでビネガーわを割り、ハチミツなどで甘みをプラスすると体にとってもいい、ハーブ酢ドリンクに。
6、野菜のさっぱりお酢炒め
いつもの野菜炒めに最後にお酢を回し入れ、少し馴染むように炒めたら出来上がり!
さっぱりエスニック風な、いつもと違う炒め物のあじになります。
7、ハーブビネガーのマリネ
ハーブビネガーのマリネ液にトマトとアボカドを和え、冷蔵庫でよく冷やしながら味を馴染ませます。いただく時に塩胡椒で味を整えたら、完成!
マリネ液材料
ハーブビネガー 大さじ3
ハーブオイル 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩胡椒 適量
まとめ
いかがでしたか?
今回はハーブオイルとハーブビネガーの漬け込み活用法をご紹介しました。
漬け込むハーブの組み合わせしだいで、レシピは無限大です。
ぜひ、自分好みの組み合わせを見つけて楽しんでみてくださいね。
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