ハーブ,  料理

冬こそハーブの威力を実感!こんなに使える冬ハーブの使いこなし術

ハーブティーは1年中飲めるものですが、やはり冬はその恩恵が一番感じられる季節です。
そして夏には夏、冬には冬のハーブティーのちょっとした飲み方コツなんかもあります。
冬ハーブティーの使い方を押さえて、心にも体にも嬉しいハーブティーで寒~い季節を楽しく過ごしちゃいましょう。
今回はティーとして味わう冬ならではのハーブティーや、そのアレンジ方法、そしてお料理活用法などなど、心と体が喜ぶハーブ活用法を一挙公開です!
冬こそハーブの醍醐味を味わっちゃいましょう!!

 

 

ハーブティーでポッカポカに温まる

ハーブティーを飲んだら体がぽかぽかしてきて、冷たかった手足まで温かくなった、なんて経験をしたことはありませんか?
ハーブティーには、嬉しいいろいろな作用がありますが、体を温める作用もあります。
胃腸に負担をかけないハーブティーは、体調を選ばず飲むことができます。
寒い日は、ハーブティーで体の中から温めて過ごしましょう。

からだをぽかぽかにするハーブティー

ジャーマンカモミール
・エルダーフラワー
・ジンジャー
・ローズマリー
・サフラワー
・シナモン
・ルイボスティー

Alora Griffiths

 

 

冬のハーブ料理

ハーブ料理というと、トマトやズッキーニを使った夏のものを思い浮かべがちかもしれませんが、ハーブ料理は夏のお料理だけではありません。
冬にこそ美味しいハーブ料理もたくさんあります。
もちろん、今ではどの季節の食材も手に入りますので、季節に関係なくその時に食べたいものを作ればよいわけですが、旬を意識していただくのは季節感を感るためというだけでなく、心にも体にも影響があるからです。
たとえば、暑い時期に採れる夏野菜は体を冷やしますし、逆に寒い時期に採れる冬野菜は身体を温めてくれます。
苦みのある春野菜は冬にため込んだ毒素を出してくれたりもするんですよ。
ちょっと意識して、冬には冬の食材を食べる習慣をつけましょう。
やはり寒い季節は冬のハーブ料理に決まりですね。

Mike Tinnion

 

 

冬でも元気なハーブを育てる

冬にハーブを育てるのは無理だとあきらめていませんか?
ハーブは1年中使いたいもの。
ドライにして取っておいてもいいけど、やはりフレッシュのものには香りが叶いません。
冬のハーブも上手に育てて活用しましょう。

ローズマリー

おすすめハーブNO.1はローズマリーです。
ローズマリーは一度根がついてしまえば、寒い冬でも平気で乗り越えます。
一番おいしいのは初夏の柔らかい若葉ですが、冬でも常緑なのでいつでも庭から摘んできてキッチンで使用可能!しかも料理の幅も広いのでとても優秀なハーブです。

Vincent Foret

 

 

ここから先の、タイム、オレガノ、セージ、レモンバームは、
お庭に植えておくと冬の間は枯れたようになってしまいますが、
春になると芽をだし、またぐんぐんと育っていく、
寒さにもとても強いハーブです。

タイム

抗菌に優れているタイムは、
お料理にもティーとしても使い勝手が良いハーブです。
香りも強く、お肉料理や魚料理ととてもよく合います。
ちいさな一枝をグラスに差してマドラーのように使ってもおしゃれですね!

オレガノ

トマト料理によく合うオレガノ。
以前イタリアンのお店に行ったら、
お皿にオレガノの一枝敷いて、
その上にお料理が載っていました。
とてもおしゃれで感動したものです。
その後、我が家のお料理の盛り付けに応用させてもらっています。
お料理にも、盛り付けにも汎用性の高いオレガノです。

セージ

セージも抗菌に優れていて、肉料理との相性がとても良いハーブです。
セージの葉を使ってブーケガルニを作り煮込み料理に使ったり、
ローストするときにセージを肉にまぶしてからローストしたりします。
寒くなる前に刈り取って、葉をドライにして保存しておけば、冬の間も使えます。
また、浄化する作用もありますので、鉢植えにしてお部屋で楽しんでもいいですね。

Matt Montgomery

レモンバーム

レモンバームはぜひフレッシュのハーブティーを飲んでいただきたいハーブの内の一つです。
レモンのようななんとも言えない爽やかな香りがするハーブティーで、ドライで飲むよりもずっと美味しく香り高くいただくことができます。
庭に植えておくと花が終わった後の種が飛び、次の春には庭のあちこちからレモンバームの芽が出てくるような、とても強いハーブです。

冬におすすめハーブティーアレンジ

ハーブティーも、冬ならではのアレンジをして飲んでみましょう。
冬の定番はジンジャーティーにすることですね。
お気に入りのハーブティーに、ショウガのしぼり汁を少し入れてみましょう。
これだけで身体はポッカポカになります。
また、ショウガは乾燥させた方が温め成分が多くなりますので、乾燥させてつかったり、市販のジンジャーティーを利用するのも良いですね。

そしておすすめなのがミルクティー。
ハーブのミルクティーというとちょっと想像しにくいかもしれませんが、実はとても良く合います。
特にカモミールとダンディライオンは、ミルクティーにするととても優しい味になります。
ぜひ試してみてくださいね。

 

カモミールミルクティーの作り方

1、鍋に150mlのお湯を沸かし沸騰したら大さじ1のカモミールを入れて火を止めます。
2、蓋をして3分蒸らし、濾してカモミールティーだけ鍋に戻します。
3、2にミルク50mlを入れ、弱火にかけます。
4、沸騰して鍋肌にふつふつと気泡がついてきたら火を止めできあがり。
5、ハチミツやメープルシロップで甘さを出しても美味しいです。

 

ダディライオンチャイティーの作り方

1、小さじ半分のスイートフェンネルをすり鉢で軽く擦っておきます。
2、鍋に200mlの牛乳もしくは豆乳を入れて弱火で温めます。
3、沸騰してふつふつした気泡が鍋肌についてきたらダンディライオンティーと、1で擦っておいたスイートフェンネルを入れて火を止めます。
4、蓋をして5分蒸らし、濾してからいただきます。
5、カモミールミルクティーと同じく、ハチミツやメープルシロップで甘さを出しても美味しいです。

ハーブ温浴で温まる

ハーブは体の中に取り込むだけではありません。ハーブ温浴であれば、からだの外からもハーブの成分を取り込むことができます。

方法はバスタブにハーブを入れるだけ。
とっても簡単です。
天然塩とハーブを混ぜて、ハーブバスソルトを作ってから入れると、塩の温め効果も相まって効果大!
目にも綺麗な、花びら系ハーブがおすすめです。
花びら系ハーブはお肌にもよいものが多いんですよ。
お風呂掃除が気になる方は、洗面器を使って手浴や足浴はいかが?
温浴後の後始末も簡単ですね。

 

ハーブ温浴におすすめなハーブ

・ローズ
・ラベンダー
・カレンデュラ
・マローブルー
・ヒース
・ローズマリー

タイムとセージで冬を乗り切る

「冬でも元気なハーブを育てる」のところにも出てきたタイムやセージは、とても高い抗菌力を持っています。だから、乾燥して色々な菌が飛んでいる冬の季節には、うってつけのハーブだと言えます。
タイムやセージのハーブティーでうがいをするだけでも違いますよ。
また、ハーブチンキを作っておくのもおすすめです。
チンキとはハーブをアルコールに漬けて濾したものです。
ハーブエキスの濃縮液だと思ってください。
うがい1回分の水にチンキを2~3滴垂らし、良く混ぜてからうがいをします。
また、ハーブチンキを水で薄めてスプレーボトルに入れるだけで、天然抗菌スプレーが出来上がります。

ハーブチンキの作り方

1、ジャム瓶1/3くらいまでハーブを入れます。
2、40%ウォッカを瓶の肩まで注ぎます。
3、ふたを閉めてよく振ります。
4、直射日光の当たらない室内に置き、毎日1回良く振って、2週間から1か月の間に濾します。

まとめ

いかがでしたか?
冬には冬の、ハーブの使い方がありますね。
冬ハーブの使い方をマスターしたら、寒い冬も元気に楽しく乗り越えられそうです。

 

 

 

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